日記選りすぐり
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3月13日 病気進行形。 病気に余りかかったことの無い健康体の俺にとって、 今回の病は人生で一番きつかったとここに記録する。 最高体温は9度6分 風邪であってもこのくらいの高熱はざらにあったりするのだが、 今回の病は三半規管に強くでた。 あっちにフラフラこっちにフラフラ、一度だけでいいからなってみたかった 「ネクタイハチマキすし詰めつまみの酔いどれサラリー」の状態に体はなったが心は真っ青。 ベッドに寝れば関節痛でじっとしてると節々に痛みが走って上手く寝れないわ起きると耳の近くでフライパンをおたまでマッスルコンテスト優勝者が本気で叩いてるくらい頭がガンガンする。 叩いてるのが新妻か隣の幼馴染だったら速攻で起きてエプロンの紐を四本の指で解いて、でへへ。(末期) これは肉体的にも精神的にも人間的にもまずくなってきたというので、(一部生まれつき含む) 近くの診療所に行く事にした。 フラフラは少し収まってきた頃を見計らって出かける。 このくらいの病ならまだ一人でも病院に行けるが、一人では動けないくらいの重病になってしまった場合は大変だ。 一人身っては辛いねぇ・・・。ガンバレ独身組! ただ、いくら辛くなったとしても「いつか藤原の姉さんがアパートに上がりこんでくるさ!」とかいう期待はもつな? 少し荒い息を吐きながら診療所へ到達。 保健所と診察券を見せて診察室へ入る。 医者に聞かれるままに病状を伝えると、インフルエンザかな、といわれ 異様に長い綿棒を取り出し、これから鼻をほじるからね宣言。 えぇぇ、そんな長いので突かれたら壊れちゃう! ゴリ、ゴリ、ゴリ。右を、左を何度も突かれ続ける猛子。そのしっかと閉じた瞼の奥にある怯えた目は痛みからくる恐怖によるものなのか、痛みと共に訪れる奇妙な感覚を恐れているのだろうか。次第に激しく突き始める先生。はじめは単なる上下運動だけのものだったのが、棒を回しながら突くという荒業に出始めた。回る棒が中の壁をこするように自在に動き回り、中の全てを隙間無く棒で埋め尽くそうとする先生を、やはりその道のプロなのね・・。と思うのも束の間。何か変な感じがしたと思うと、どんどんその感じが増してきて・・・ああ、あ・・そこは、それはダメ・・ダメェェェェ!!! 「はい、終わりましたよー。痛かったですかー?」 ったく、気楽に言っちゃって。こっちの気も知らないくせに! 堅くつぶった目をそっと開き、棒の先を見ると・・。 よかった、ハナクーソ付いてないヽ(゚∀゚)ノ それじゃあっちの部屋でまってて下さいねとベッドのある部屋で寝ながら待つ。 あんな恥辱プレーがあるなんて知っていれば念入りにほじっておいたのに・・。 とぼやいていると、また診察室に呼ばれ医者から一言。 インフルエンザは陰性でした。と。 掘られ損かよ!と思いつつも、家で住んでいるのは俺と働くウィメン2人、インフルエンザ患者はもれなく隔離される運命なので、風邪ならまだマシだろうと安堵していると。 「これは胃腸炎ですね。」 胃腸炎?胃腸炎て熱と頭痛と関節痛を併発するものなのか? とあまり聞きなれない病名に首をかしげている内にさっさと薬の名前と説明を終えて、退席してしまったので、重要な事を聞き忘れていた。 空気感染するのかどうか。 なんやら炎ものと聞くとなんか感染はしなさそうな気もするが・・。ウィルス性のものとかもあったような気もするし。 下手に感染させて恨み言を言われるのもアレなので、しばらくはきちんと寝ておこう、と。 ま、診察を終えてもらった処方箋を一度家まで持ってかえってしまったのは、健康体故の嬉しい過ちってやつだね、姉さん? ただの世間知らずだとさ。 |
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3月30日 友人からアドレスを変えたとのメール。 初めは単に今のアドレスに飽きただけなのかと思った。 だが彼の元のメールアドレスは彼女のイニシャルと自分のイニシャルを×で結んだラヴーなアドレス。 彼からのメールを見る時にどうしてもアドレスが目に入ってしまう機構に関してヴォーダフォンを恨む事もしばし。 そんな俺の心をオールウェイズ逆撫でしていたアドが今回はzenikasego@。 なんて2人の蜜月な雰囲気から現実的な思考へのバトンタッチ。 何事かあったのやも。と思って、聞こうか聞くまいかと悩んでいると またメールが届いた。その内容は簡潔に一行、 別れました〜。 とのこと。狂喜乱舞して、勝訴と書かれた半紙を持って100mを9秒♭で疾走する黒い俺を心の隅に追いやって、彼になんて返信したものかと悩む。 とーんと悩み相談が苦手な俺に気の利いた事がいえるとは思えない。 それに下手な慰めが必ずしもプラスになるとは思わない。 さんざん悩んだあげく、携帯のボタンをピピっと軽快に操作し、テトリスを始めた俺。 そこらへんに人間関係について改善すべき事が隠されていそうな事は分かった。 だが、この俺の行動が果たして完全にダメな事でしょうか? いや、俺は失恋の傷を癒すのは淡い涙と時の経過だと思うわけです。 そう、思いつき半分の慰めも、失恋劇のほじくり返しも、辛さを思い出させさらに消沈させるだけなのであります。 よって今はただ何も聞かず、彼が言いたくなったときだけそっと耳を傾けてあげればいいんだと思います。 という考えをひっさげて俺はテトリスで最高得点をマークして喜んだり落ち込んだり。 その後数日 彼から頻繁に掛かってくる「寂しいから遊ぼうよ」「今日暇?」メール。 いまだかつてない積極的なアプローチに、 一年近く押入れに閉じ込められていた去年使い切れなかった使い捨てカイロが新しい冬が来ていきなり需要曲線がMAXまで跳ね上がった感を感じずにはいられない今日この頃。 今度はいつ?いつまたアタイは捨てられるの!? と、次の女の襲来に脅える通称たっくんこと猛(18) 「もうこんなに傷つくなら女は作らない」宣言ほど見え透いた嘘はないな。と悟る日も近いか。 |
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